みやぎ「赤旗」自然・山愛好会


   

 

「今年も勝ったぞ! 鈎取山」

                 「投稿」 2,023年3月5日(日)
                               

 雪は極端に少なく暖かい日がずっと続く。こんな1月、2月は異常だろうが、花は例年より早く開くのほ間違いないだろう。


3月4日(土)午前、花の様子見に太白山へ。3月に入って2回目だが、前回よりぐっと進んでいた。「憩いの道」のシュンランは小さな蕾をつけだしていた。例年、階段付近が太白山では「カタクリ」が 最も早く姿を見せる。数 cm に育った「マルハダケブキ」が濃い緑の葉を広げていた。もしやと目を皿に見回したが「カタクリ」はまだだった。

「出会いの道」の終点近くでは「セリバオオレン」がー部咲きの状態。何せ数が膨大で広範囲に密集しているので、既に積雪模様に近くなっている。

「見晴らしの道」では、「マンサク」が20本位の樹で満開状態だった。しかし、今日もこの花を立ち止まって眺めたり、カメラを向けたりする人にお目にかからなかった。幹が貧弱でよじれたりと見栄えは良くないのは確かだが、あまりの不人気は不思議だ。

翌5日(日)、鉤取山の「やまどり線」を目指して中央道をひたすら進む。この山は、花は全く不毛だ。特に中央道は花の気配も匂いも全くない。しかし何故か「やまどり線」の上部一帯だけは「ダケブキ」「カタクリ」「オウレン」が大量に咲く。しかも太白山より早く咲く。周辺が樅の大木の林なのが大きく関係していると思うがはっきりしない。やっぱりあった、今年も太白山に勝った!2,3 cm から大きいのでは10 cm 近くに葉を伸ばした「カタクリ」がちらほらと。いよいよ春だとウキウキしたり、不思議な緊張感が湧いたりする。あと一週間もすれば「カタクリ」で一面が紫に染まるだろう。

 

水道管横の階段下の沢辺でフキノトウと沢セリをちょっと頂く。晩酌のつまみ。山菜も早いだろう。